Windows Phone Developer ToolsをWindows XPにインスールする方法

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明日はWindows Phone Friday Loungeに参加してきます。

なので、今日はWindows Phoneのネタを書かせていただきます。

最近ちょうど知り合いにWindows XPでWindows Phoneの開発環境を作るには
どうすればいいか聞かれたので、今回の記事で取り上げさせていただきます。

通常Windows Phone 7の開発ツールはWindows XP にはインストールできません
ですが、かなり強引な方法で開発ツールをインストールすることが出来ます。
※XPのサポートも切れていますし、インストール出来なくて当たり前といえば当たり前でが・・・

では、その強引な方法について記述していきます。
※Visual Studio 2010がインストールされていることを前提条件とします。

Windows Phone Developer Tollsのインストール

 まずは、下記のサイトから開発ツールのセットアッププログラムをダウンロードします。
 http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=13890
 
f:id:failure-engineer:20111020225326p:image

 次にダウンロードしたセットアッププログラムを起動するのですが、そのまま実行すると下記のような
 エラー画面が表示されてしまいます。
 
f:id:failure-engineer:20111020225512p:image

 要するにWindows VistaかWindows 7 じゃないからだめだよってこと。
 なので、一度セットアップファイルを一時フォルダに展開します。

 展開方法は、コマンドプロンプトで先ほどダウンロードしたvm_web.exeに対して/xのオプションを追加して実行します。

f:id:failure-engineer:20111020225513p:image

 そうすると展開先のフォルダを聞かれるので、展開するフォルダを指定します。
 
f:id:failure-engineer:20111020225514p:image

 展開が終わったら、フォルダの中に「baseline.dat」というファイルがあるので、そのファイルをテキストエディタで開きます。
 そのファイルの中に「InstallOnWinXP=0」と記述されている箇所があるので、それを「InstallOnWinXP=1」に書き換えます。

 次に、展開したフォルダにあるsetup.exeを実行するのですが、そのまま実行するとまた別の箇所でエラーが発生するので、
 コマンドプロンプトから展開したフォルダにあるsetup.exeを/webオプションを指定して実行します。
 
f:id:failure-engineer:20111020225515p:image

 後は指示に従ってボタンを押していきます。

f:id:failure-engineer:20111020225516p:image
 
f:id:failure-engineer:20111020225517p:image

f:id:failure-engineer:20111020225520p:image

f:id:failure-engineer:20111020225521p:image

 以上でWindows Phone Developer Tollsのインストールが完了しました。

 このままでは、Visual Stdioでプロジェクトを作成した際に、
 Silverlight for Windows Phoneがテンプレートに表示されないので、
 Visual Stdioで表示されるように組み込まなくてはいけません。
 
 f:id:failure-engineer:20111020225522p:image

Silverlight for Windows Phoneの組み込み

 C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phoneにある
 1033フォルダをコピーして、新しく1041フォルダを作成する。
 
f:id:failure-engineer:20111020225523p:image

 次に、コマンドプロンプトからC:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE>devenv /setupを実行して完了です。
 ※処理が完了まで約五分程時間がかかります。
 
 処理が完了したら、テンプレートにSilverlight for Windows Phoneが表示されています。

f:id:failure-engineer:20111020225524p:image
 
 以上で、XPでの開発環境の構築は完了です。
 ちなみに、XPではWindows Phone Emulator (XDE) が起動できない為、
 デバックを行うことができません。(実機では出来るようですが、試していません。)
 
 あくまで、XP環境で開発を行うということで取り上げました。
 



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びのっち

関東圏で活動しているとてもマイペースなSEです。

Windows Phone Developer ToolsをWindows XPにインスールする方法” への1件のコメント
  1. お役に立てて光栄です!!これからもよろしくお願いします。

  2. ジョニー より:

    ちょうどこの方法を調べてました。ありがとうございます!!

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